文章のたった1つの目的、それは「今すぐ人を行動させること」
引用:人を操る禁断の文章術
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文章についての本は何冊か読みましたが、このDaigoさんの本もよくおすすめされているので読んでみました。
一言で言うと、この本は文章を書くすべての人の参考になります。
「人を行動させるための文章を書く」ための本です。
ということで、この記事では読まなくても何度も振り返れるように、要点をまとめました!
もちろん、しっかり読むことも超おすすめ!
本の全体は大きく3パートあります。
- 人を操る文章の3つの「書かない」原則
- 読み手の心を打ち抜く7つのトリガー
- 今日から使える5つのテクニック
文章を読んでもらうことではなく、行動してもらうことを目的とする人
人を操る文章の3つの「書かない」原則
この本は一貫して、文章は読まれるために書くのではなく、読んだ人の心を動かして、行動へ導くことが目的だと言っています。
最初に「書かない」原則ということを3つあげます。
原則1:あれこれ書かない
ワンメッセージ・ワンアウトカム→1つの文章の中には1つのメッセージだけ
あえて文章を短くすることで、読み手の想像力を利用しましょう。
なぜ文章を短くすることで読み手の想像力を利用することができるのでしょうか?
それは人には受け取った情報が少ない時は、想像や予測で判断する習性があるからです。
どんな人が読むのか、どんな人にどう行動して欲しいのか。
伝えたい事を1つに絞ることで、人を動かす文章を書くことができます。
原則2:きれいに書かない
きれいな文章では人は動かせません。
個人的な想いや背景が盛り込まれていない文章は、読み手の心と文章をつなぐことができないからです。
人を動かすのは論理ではなく感情ですので、当たり障りのない綺麗な文章を書いてはいけません。
読み手の感情と想像力を刺激しましょう。
原則3:自分で書かない
マインドリーディングをして相手が読みたい内容や言葉を選び文章を書きましょう。
マインドリーディングとは、メッセージを送る相手を分析して言葉を選び、文章を作成していくことです。
マインドリーディングをすることで、相手が読みたい文章を書くことができます。
自分が書きたいことを考えるより、それを読む人たちのことを調べた方がよいということですね。
読み手の心を打ち抜く7つのトリガー

次は「読み手の心を打ち抜く7つのトリガー」です。
トリガー1:興味
文章を書くには、相手の関心ごとを読むことが重要です。
SNS を使ったホットリーディングを行うといいでしょう。
ホットリーディングとは事前に相手を観察し、調べることを言います。
文章を送る相手の SNS への書き込みなど、過去に遡ることで、その人の趣味やお金の使い道、言葉の使い方など相手の興味を知ることができます。
トリガー2:ホンネとタテマエ
心の中に秘めているホンネを見抜き、認めてあげられたら、その人は認めてくれた相手を心から信頼し本音を話してくれるようになります。
ホンネ(理想)ーーーータテマエ(現実) この間にすさまじい欲望が!
このギャップに心が揺さぶられるエネルギーが詰まっています。
主婦の例>タテマエ:主婦として、家事をきちんとこなす
ホンネ:もっとラクしたい。時間がほしい。
トリガー3:悩み
悩みの9割は HARM の4文字に集約されます。
Health. | 健康、美容 |
Ambition. | 夢、将来、キャリア |
Relation. | 人間関係、結婚、恋人、会社 |
Money. | お金 |
HARMと年齢を掛け合わせことで悩みを見抜くことができ、文章で解決策を示しやすくなります。
たとえばお金のことなら・・・
- 10代、20代は自分のためのお金、小遣いや自己投資
- 30代、40代は住宅費、子どもの教育
- 50代、60代は老後資金、年金
年齢によって、悩みが変わります。
トリガー4:ソン・トク
人はトクしたい思いよりも、ソンしたくないという思いの方が強いです。
ソンしませんよと安心させることで、行動しやすくなります。
また正直にデメリットを書くことで、信頼が得られます。
文章はデメリットを上回るメリットで締めくくることで、親近効果と呼ばれる働きが生じ、相手の心にはポジティブな印象が強く残ります。
トリガー5:みんな一緒
読み手が所属したいカテゴリー(憧れ)、すでに所属しているカテゴリー(共通点)につなげてメッセージを訴求しましょう。
人は自分のカテゴリーから外れることを回避したがり、周囲の人達と同じ行動を取ろうとします。
また自分と共通点を持つ人に強く影響されます。

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キラーフレーズ
みんな一緒
〇〇パーセントの人が〇〇しています!
トリガー6:認められたい
褒められる、認められる、評価されると嬉しいのは、承認欲求が満たされるからです。
キラーフレーズ
「こんなの初めて!」「(あなたのおかげで)変わりました!」「憧れです!」
上記の言葉を文章に盛り込み、承認欲求をくすぐりましょう。
すると前のめりで読んでくれ、喜んで動いてくれますよ。
たとえば・・・
- 〇〇できる人初めて見ました!
- こんなに楽しい時間を過ごせたのは初めてでした!また遊びに行きましょう!
- 初めて聞きました!
トリガー7:あなただけの
人は自分だけ特別扱いされたがっています。
キラーフレーズ
「あなただけにご用意しました」「〇〇さんだから打ち明けるんですが……」
そこに希少性、限定、が加わることで圧倒的に読み手の心は動きます。
人はあったものが規制・制限されたり、持っていたものがなくなるとき激しく渇望します。
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今日から使える5つのテクニック

今日から使える5つのテクニックです。
テクニック1:書き出しはポジティブに
人は第一印象の影響から離れられません。これは初頭効果と言われる心の動き。
初頭効果は最初の7秒、半年間持続します。
書き出しはいわば文章の初対面です。
好印象に見せるため感情や共通の体験を、ポジティブかつ詳しく書くようにする。それにより、あなたの印象をアップさせることができます。
キラーフレーズ
「生まれて初めてでした!」「人生観変わりました!」
テクニック2:何度も繰り返す
人はメッセージを繰り返されるほど、その内容に飲み込まれていきます。
10回の繰り返しによって82%も説得力が向上したという研究結果があります。
ただし使う言葉は変えること。同じ言葉を用いてはいけません。
もし繰り返すための言葉がうまく作り出せないのなら、5W1Hに当てはめればうまくいきます。
テクニック3:話しかけるように書く
人は文章よりも、会話の方が内容を覚えやすいものです。
文章に会話の要素を取り入れることで、説得力が非常に強くなります。
読み手の疑問や反応を取り込んで書くということです。
会話をするように一人二役で書きましょう。
それをまとめれば、カンタンに心を動かす文章が書けます。
テクニック4:上げて下げてまた上げる
人は不安や嫌悪感などネガティブな感情に浸っているときほど、そこから逃れたいエネルギーを抱えています。
読み手の感情を一旦ポジティブにしたあとにわざと下げることで、より強い力で行動を誘導することができます。
そして締めくくりに向けてそのネガティブな情報や不安になる言葉をひっくり返す内容を書き、再び高い調子で書き終えます。
テクニック5:追伸をつける
人は区切りのついていないもの、終わっていない話は必ず脳のどこかで考え続けてしまいます。
本文を一度完結させ、追伸にあなたが伝えたい「願望」や相手に「行動をさせたいこと」を書き記しましょう
すると相手は日常生活に戻った後も、あなたの提案について考え続けてくれるのです。
文章を途中で一度完結させることで、メッセージを相手の脳に刻み込むことができます。
まとめ
文章を書く時にはどんな人が読むのか、読んだ人にどう行動して欲しいのか、を考えることが最も重要な考え方になります。
本の内容をまとめた記事ですので、時間がない方はよかったら繰り返し読んでみてくださいね!
もちろん本を購入して読むのもおすすめです♪

「文章は読ませるのが目的ではなく、人を動かすのが目的」という考え方は覚えておきたいですね!
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