
わが子が不登校になったとき、給食費は止めていました。
行かなくなった頃に担任の先生の方から「どうします?」と声をかけてくださったので止めることにしました。
不登校の子どもの給食費について、悩んでる方は多いようです。
止められることを知らずに、払い続けている場合も多いと聞きます。
年間5万円ほどになってしまう、食べない給食費を払い続けている場合もあります。
この記事では不登校になったときに、給食費はどうしたらよいか書いていきます。
この記事をおすすめしたい人
- 子どもが不登校で給食費をどうしたらいいか迷ってる人
- 学校の給食費の止め方を知りたい人
【不登校】給食費は払う?払わない?


はじめに、給食費は止められます。
実際に食べていないものを払うというのは、おかしい話ですよね。
学校に行かなくても、お昼ご飯はお家やどこか(フリースクールなどでも)では食べるでしょう。
給食費を払うということは、ダブルで支払っていることになります。
うちの場合は先生の方から言ってもらえたので、止められることを知りましたが、これは本当にレアケースのようです。
不登校の給食費は実際には止めていない人が多い
ある調査によると不登校家庭の多くは、食べていない給食費を払っているということです。
その理由はいろいろあるでしょう。
学校の給食。ただの食事ではなく、いろいろな思いが含まれてませんか?
楽しくみんなで食べた給食の思い出がありますよね。(え、そうでもない?笑)
私も苦手なものを無理やり食べさせられたなど、嫌な思い出も実はたくさんあります。(肉の脂身が苦手だったのですが、残しちゃいけないルールで吐きそうになりながら飲み込んだのはいまでもトラウマものです…。)
けれど、学校は行くもの、給食は食べるもの、という思い込みがあるので「給食を止める」ことについて思い悩む方も多いんですよね。
不登校だけど、給食を止めない理由はなぜか


たぶんそのうち学校に復帰するはずだから
もちろん状況にもよりますが、数年間不登校状態が続いたり、一時的だったりでも対応は変わってくるかと思います。
たとえば、一か月の不登校ではまだ先が見えてきません。
一か月の不登校であっても、既に食べない給食のために5千円程度費用はかかってしまっています。まあそのくらいなら仕方ない、と私もおそらくその場になれば思ってしまいます。
ところで、「登校圧力」という言葉をご存じですか?
不登校状態になるには、きっと何らかの理由があったかと思います。
そういう子に無理に登校を促すことを「登校圧力」と言います。
個人的には5千円というお金、まあまあ小さくはないので笑、学校で給食食べないのは損だなーと心のどこかがチクリとします。
そんな心の「チクリ」くらいで、無理な「登校圧力」を子どもにかけたくありません。
登校圧力は不登校の子にとってはマイナス。子どもはつらい思いをしてしまいます。
不登校は給食費問題のことだけではないけれど、「給食費問題」がほんのちょっとでもチクリと心に刺さってくるならその部分についてはスッキリしちゃった方が親も子も気持ちが楽になりますよ。
止められるのを知らなかった
私は最初、給食費が止められるとは知りませんでした。
たまたま担任の先生が親切だったので、不登校1か月くらいの頃に給食費を止めるかどうか尋ねられました。
給食を止める手続きは担任の先生がしてくださるようです。
そういうわけで担任の先生には、少々お手数をおかけしてしまいます。
学校から教えてくれない理由はもしかしたらそんなところにもあるのかな、と思います。(先生の仕事が増えてめんどくさいのかも?!)
それは少し穿った見方だとしても、担任の先生の考えがあってのことかもしれません。
不登校は減らすべき、学校に戻してあげるのがその子のため、などの考えが強い場合などは給食を止めることには賛成できないかもしれません。
親は教えてもらえないと知ることができません。
一番よく聞くのは、先輩ママや不登校親の会などからの口コミ情報で給食を止めることができることを知ること。
または、このようなブログ記事で知る方もいるかと思います。(この記事で知る方がいたらうれしいです)
不登校で給食費を払わないことは、「親の責任感・規範意識」の問題?
文部科学省の資料に次のような調査結果がありました。
未納の主な原因についての学校の認識
・保護者としての責任感や規範意識 68.5% [前回61.3%]
・保護者の経済的な問題 18.9% [前回33.9%]
・その他 12.6% [前回4.9%]
引用元:文部科学省|学校給食費の徴収状況に関する調査の結果について(概要)https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11402417/www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/07/attach/1407555.htm
給食費の未納は、保護者としての責任感や規範意識の問題として学校は認識しているということです。(上記は平成30年発表の調査です)
給食費未納は経済的な問題とも密接な関係があると思います。ただこの調査で見てわかるのは、学校側はそれよりも親の規範意識の方が問題だと思ってるようです。
つまり支払うことがあたりまえとされているわけです。
「止めてください」は普通に考えて親の立場からは言いにくいことですよね。
できれば先生から教えてほしいものですが、それはあまりないようです。
上でも書きましたが先生の仕事が増えたり、また不登校を減らしたい学校の思惑など様々なことで学校から給食を止めることについて、提案されることはないかもしれません。
中には、何度も先生や校長先生にお願いし、教育委員会にも相談しやっと止めてくれた事例も聞いたことがあります。
不登校になると数年単位になっていくことも珍しくないので、止めないと大きな金額になってしまいますね。
いま不登校は本当に増えています。
親の規範意識とか学校が思うのは、もう思わせておけばいいですよね。
だいたい制度は後手後手なので、学校の対応は遅くなりがち。
気にすることはありません。
不登校、給食費の止め方を知りたい


これは簡単です。
担任の先生に「不登校のため給食を食べません。給食費を止める手続きをお願いします」と伝えましょう。
まずはそこから。
先生にお手数おかけしてしまうのは確かなので、丁寧に、しかし当然のことなので「相談」ではなく毅然とした態度で「お伝え」するのがよいかと思います。
午前中に電話で伝えるのがいいかもですね。その時時間がなければ、都合のよい時間を聞いて掛けなおしましょう。
担任の先生や学校の考え方で、その答えは変わる可能性があります。
スムーズに話が進まなかった場合
もし担任の先生に拒否された場合、「給食費を止めることは可能だと聞いたので校長先生にも確認してみようと思います」くらいのこと言ってもいいと思います。
校長先生に渋られたら「給食費を止めることは可能だと聞いたので教育委員会にも相談してみようと思います」でどうでしょう?
話がもしも本当に難しくなってしまった場合、きっと地域で同じような体験をしている方がいるはずです。
先輩ママという仲間たちです。どうにかつながって相談するのもいいですね。
ちなみにうちの場合、不登校でももし学校に行きたくなったとき、当日でも食べられると聞きました。その場合一食につき200円とか、そのくらいにしてくれると言ってたような。。
ある程度融通がきくものなんですよね、学校給食。
一度止めても給食の再開も簡単ですのでご心配なく!
先生に「給食を再開します」と伝えましょう。それでOK!
ちなみに、止める前に食べなかった分の返金は無理です。
あとで「損した~」ということにならないために、止めようと思ったときは止めてしまいましょう。
※上記記載の文部科学省からの引用は、平成30年発表のものでそこから数年たっています。いまはそこから更に多様性の必要性が課題になっています。
学校の不登校に対する認識も、少しずつ変わってきていますね。
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まとめ


給食費は止められます。
再開も簡単です。
浮いたお金でわが子がハッピーになることを考えてもよいですよね。
好奇心の赴くままに、学びをストップさせないようなお金の使い方ができるかもしれません。
好奇心を満足させてあげることは、一番の学びです。
もしお金であきらめなければいけないことがあるなら、「給食費分浮いたんだからGO!」となることが増えませんか?



どちらにしても不登校なのだったら、ポジティブにいきたいもの。悩むポイントをひとつひとつクリアして、ハッピーな時間を増やしましょう。
給食費分、浮いたお金でなにかやりたいことが他にできるかもしれませんよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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